今回の戦況ですがかなり大者が斃されたとのことです
ウクライナ軍はムィコラーイウとスミー地域で
反撃を行った模様ですがこの他にヘルソン方面の
戦闘でロシア連邦軍の南部軍管区の第8警備合同軍の
司令官であるアンドレイ・モルドビチェフ中将が
打ち取られました。
8-й гвардейской общевойсковой армии Южного военного округа[3][4].
Андрея Мордвичева генерал-лейтенант
この部隊は直訳すると 第八警備統合兵器軍となり
WW2の東部戦線の数多くの戦闘に参加しています
隷下に第150モーターライフル連隊
第20機甲連隊 第238砲兵旅団
第47ミサイル旅団など多数の部隊を持つ
大部隊でした
この軍団の司令官を務めていたモルドビチェフ中将
がヘルソン近郊のチェルノバエフカ空港の
攻防戦で落命したとのことで ついに司令官レベル
まで戦死者がでたわけです
これはスティンガー携帯SAMで撃墜されたSu-34
またあくまでウクライナ側の情報ですが
この第8警備合同軍の一部の兵士 約130名が
侵攻作戦への参加を拒否しており 更に
特殊部隊の指揮官も戦意を疑われているとのことです
この指揮官は2012年より第45独立親衛特殊部隊
45-я отдельная гвардейская бригада специального назначения
の指揮を執っているПаньков Вадим Иванович
パンコフ・ヴァディム・イワノビッチ大佐の模様です
この第45独立親衛特殊部隊は 戦後に編成された
比較的新しい部隊ですが チェチェン紛争から
クリミアやアフガンなどで多数の実戦経験のある
部隊でイワノビッチ大佐もチェチェンでの戦果から
ロシア連邦英雄勲章を授けられています
その指揮官が任務遂行能力を疑われれているとの
話です
未確定のことですが事実としたらロシア軍の
精鋭部隊にまで動揺が広がっていることが伺えます
一方でロシア軍はマッハ5以上で飛行する
エアラウンチ式の極超音速ミサイルKh-47M2 キンジャールを
ウクライナ軍の弾薬備蓄庫に使ったする話も出ています
※自分はちょっとロシアの話には懐疑的です
なぜならX-34などで相当数の極超音速ミサイル実験を
繰り返している米国でさえ極超音速空気呼吸兵器
(HAWC)のテストなどまだ数回しか成功していません
極超音速ミサイルのスクラムジェットなど含めて
それほどに高度な兵器システムなんです
ステルス機もロシアのSu-57はF-22にだいぶ遅れて
登場しました
要は技術と予算で米国に劣るロシアが先行するとは
自分には思えません
しかも今回の話ではウクライナの西部のイヴァーノ=
フランキーウシク州デリアティンの地下の弾薬や兵器の
備蓄施設を狙ったとあります
しかし そうなるとバンカーバスターのように垂直式に
貫入する必要があるでしょう
更に大型貫通弾は弾頭重量だけで 6,000ポンド
(約2.7t)の炸薬量です
一方で キンジャールは速度こそ速いものの
弾頭重量はたったの0,5t/500kgしかありません
地下施設を狙うにはちょっとどうですかねぇ?
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