ロシア軍の総攻めで苦しい防衛戦を強いられてきた
ウクライナ軍でしたが ここにきて戦果が上がっている
ことが総司令官により発表されました
ウクライナ地上軍
オレクサンドル・シルスキー総司令官
「これまでの戦いで敵を撃破したことに
感謝したい。
おおよその計算によると、我々は自軍の
5倍を上回る圧倒的な戦力の敵軍をを撃退しました。
敵はそのような損失を被り、回復のために
最大17個の大隊戦術グループをロシアに
撤退させなければなりませんでした。
これは、地上部隊と一緒に働いた空挺部隊の
仕事が非常に効果的で成功したことを示しています」
このように東部で単に防御しただけでなく
最大17個大隊のロシア軍をロシア領内に
押し返したと述べています
これには背景があると思われます
それは南部ヘルソン方面でのウク軍の反撃に
対して やはりロシア軍が兵力を割き始めている
模様です
ロシア軍は、ウクライナ南部の防御陣地を
支援するために、ドネツク地域の北部から
軍隊を移送し続けており、当面の間、
スラビャンスク方向への作戦を中断する可能性がある
これはアメリカ戦争研究所 (ISW) による分析ですが
当サイトでも かつての邯鄲の戦史にあったように
南部での戦いが東部の包囲を解くひとつの方策と
書いていた状況となってきたようです
これが装備と戦意が充実した部隊なら目標変更も
すんなりといくでしょうが いまのロシア軍では
"二兎を追う者は一兎をも得ず"の言葉通りになるの
ではないでしょうか?
最後にウクライナ軍指導部の人事面について
ちょっと触れておきます
こちらがトップの国防相ですね
Oleksandr Syrskyi、Сирський Олександр Станіславович
オレクサンドル・シルスキー地上軍総司令官/大将
2019年から地上軍司令官兼首都防衛司令
ウクライナ軍特殊作戦軍司令ヴィクトル・ホレンコ少将
前任のHryhoriy Galaganから交代してまだ日の浅い人事です
追記
次は台湾の記事を載せます
中共がかなりイキっているのがやや気になります
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