戦力が整ってきたウクライナ軍が
攻勢に出始めている兆候が見られます
「ウクライナ国防軍の部隊によりハルキウ地域の
チェルカッスイ・ティシュキー、ラスキー・ティシュキー、
ルビージュネ、バイラックの入植地が解放された」
参謀総長はまたロシア軍の最大の活動は
スロボザンスキーとドネツク地域で見られるとした
また ここのところ両軍の攻防が繰り広げられている
黒海のスネーク島周辺でもロシア軍防空システムSA15
/9K330 トールが1基ないし2基 ウクライナ軍の攻撃を
うけました
「スネーク島での空爆では少なくとも3つの標的に
的中したと考えている
ロシアのヘリコプターと上陸用ボートへの攻撃に加え、
短距離防空システムSA―15への攻撃が行われたと
しかし全体的な成果についてはまだ把握に努めている」
米国防当局者より
ここで注目されるのはウクライナ側によれば多用されている
攻撃用ドローン TB2/バイラクタルによりスネーク島で
ロシア軍の Mi-8ヒップHipヘリコプターを攻撃したと
する発表があり その時の動画も公開されています
駐機中のヘリに対する攻撃で 機体から降りて地上で
作業している兵士らの姿も写っていましたがそこに
バイラクタルによる対地ミサイルが直撃しました
自走砲対決
ところで 今回の戦争ではジャベリンのような
新型の対戦車ミサイルやトーチカのような弾道弾に
注目が集まっていますが どっこい自走榴弾砲なども
活躍しています
2S22 Bohdana
ここで両軍の自走榴弾砲を見ましょう
ウクライナ軍も供与されるだけでなくロシア軍と
共通でない独自の兵器も投入しています
この2S22 Bohdanaなどが代表例です
これは AutoKrAZ社製のKrAZ632216×6トラックを
ベースにして 155mm榴弾砲を搭載した兵器です
高性能爆薬弾頭HE/装甲貫通弾/HEIAPを毎分6発の
発射速度で35〜40 kmのレンジで打ち込むことができます
19式装輪自走155mmりゅう弾砲もそうですが
機動性に富んだ この手の装輪式りゅう弾砲は
世界ミリ界のトレンドです
2S7M Malka/マルカ
一方で古典的な重厚長大スタイルの自走榴弾砲の
典型なのが ロシア軍の2S7M Malka/マルカです
これは巨大な203mm榴弾砲を搭載した約47tのバケモノで
通常弾で37km ロケット推進弾なら50kmまで打ち込むことが
出来ます
マルカは前身のピオンの改良型で90phほど
馬力が上がり 通信装置なども改善されています
もっと軍事記事を見たい方は↓をポチッと協力を願います
ミリタリーランキング