鹵獲されたT-90
ここまでの戦いの中で 世界各国から支援兵器が
届いていることは周知のことだと思います
ただその多くが自走りゅう弾砲やロケットランチャー
対戦車ミサイルなどで 主力戦車/MBTに関しては
やはりロシア軍側が相当に有利だろうと思われていました
その判断の基となっているのが戦前のウクライナ陸軍の
兵器構成です
MBTの総数は1000両ほどでなかなかだったんですが
旧式のT-64BVやT-64BMが6割以上 T-72が2割程度で
残りがT-80などがちょぼちょぼあるだけという内容でした
そこに勃発した戦争で ウクライナ軍側もAFVの4割程度を
失っているとの話もあり それでは戦車に関しては苦るしい
状況だろうと思われていました
しかし ここにきて出そろってきたデータが興味深い
ことを示しています
支援に供与されたT-72M
中心としてKontakt-1 ERA(爆発反応装甲などの
アプデを装備した程度の良いT-72M1のT-72M1Rが
270両送られています
そして いままで不明だったウク側に鹵獲された
#ロシア軍車両 の詳細がわかってきました
#ウクライナ軍の鹵獲戦車
それによれば6月26日の時点で
T-72型MBT 188両
(T-72A、T-72AV、T-72B、T-72BA、T-72B3、T-72B3M)
T-80型MBT 60両
(T-80BV、T-80BVM、T-80UK、T-80UE1、T-80U)
T-80型でも新型のT-80Uも含まれています
T-90AMBT 少なくとも9両
合計257両も鹵獲しているわけです
しかも 支援戦車と鹵獲戦車を合わせると
T-72型MBTはなんと458両も増加しています
ウクライナ陸軍の戦前の保有戦車は
T-64型 T-72型 T-80型を合わせて1058両でした
これの4割が失われたとしても424両です
しかも大半が旧式のT-64型でした
それに対して 先に見たように開戦後に
アプデされた支援車両と露軍からの鹵獲戦車が
527両も加わっているんです
しかも乗員は日々の実戦で生き残り 鍛え上げられ
練度がどんどん向上しているわけで そうなると
戦車部隊への相乗効果はとても大きいものになるでしょう
この他に最新の対戦車自己鍛造弾頭 #SMArt155
ジャベリンやハイマースなどが加わってんですから
ヒョロが腹筋バッキバキになった感じですかねw
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