今回はロシア軍の兵站 とくに主力であるミサイルなどの
不足が露呈し始めていることから見ます
ロシア 24時間体制でミサイル製造
ミサイルと弾薬を生産するロシアの軍産複合体の
企業は、24時間体制の操業に切り替えています。
これは、軍の参謀によって報告されました。
「ほぼすべてのミサイル弾薬と弾薬が消費された
ため、軍事政治指導部は、「キャリバー」と
MLRS「トルネード」の弾薬の製造に関与する
ロシア軍産複合体の企業をラウンドザに移すことを
決定しました/外電
3M-54 クラブ/キャリバーミサイル
このロシア軍のミサイル不足はむしろ当たり前のこととも言えます
なぜなら こうした弾道弾や巡行ミサイルなどは
ある程度は限定した目標 軍事基地 生産設備
燃料備蓄基地などの攻撃にもちいるべきものです
いまのロシア軍のような都市部や住宅街などへの
市民を標的とした攻撃はB-29などを見てもわかる通り
大型爆撃機などが担当すべきものです
ミサイルでなく投下型の爆弾やロケット弾でさえ
現在のJDAM/ Joint Direct Attack Munition
のような精密誘導装置を付ければ宅地に囲まれた
軍需工場だけを爆撃することも可能です
それなのにあんなに高層アパートなどまで
乱射するのは下策といえるでしょう
続いてはロシア軍の高級将校の戦死の報です
将軍で4人目の戦死者となるのは
150-я мотострелковая дивизия
第150モーターライフル師団の指揮官
Mityaev、Oleg Yurievich オレグ・ミチエフ少将です
2013年から2015年 第11空中強襲旅団の司令官
2016年に少将に昇進してタジキスタンの第201軍事基地司令官
その後、シリアのRF軍の軍隊のグループの副司令官などを務めました
ロシア軍の人的損失は更に続きます
第12独立警備工兵旅団セルゲイ・ポロクニャ大佐
Sergey Porokhnya
この大佐は本来の所属部隊ではなくウクライナ侵攻軍の
工兵隊に支援として派遣され現地の交差点工事の指揮中に
迫撃砲の攻撃を受けて戦死したとのことです
アフガニスタン退役軍人連合会より
第331警備隊落下傘連隊の指揮官 セルゲイ・スハレフ大佐
Serhiy Sukharev
331st Guards Parachute Regiment Kostroma Regiment (331 PDP、
ロシア軍はウクライナ侵攻に20人の将軍クラスを投入して
すでに1/5を失ったことになります
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