今回は戦況よりも戦闘に関わった両軍の
航空戦力のいくつかとロシアの民間機を含めた
航空全般の話題を見ていきましょう
記事内に戦闘によって撃墜されたシーンなど
挟んでいきます
まず激戦の続く航空戦関連の話題からです
ポーランドが戦闘機供与計画
米ホワイトハウスの報道担当者は
米国とポーランドがウクライナへ戦闘機を
供与する可能性について検討していることを確認した。
供与はポーランドが担うとし、この案については
ほかの同盟国とも協議しているとした。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、東欧諸国に
対し自国の戦闘機をウクライナへ派遣するよう求めている。
同報道担当者によると、ポーランドとの話し合いの
一環として、同国がウクライナへの戦闘機提供に
踏み切った場合、ポーランドの負担を相殺する
措置として米国が示し得る選択肢を決めている
段階にあるとした。
ウクライナへ戦闘機を送ることは各国の独立的な
判断の問題と指摘。
撃墜されたロシア空軍のSu-30SM
送る場合でもポーランドからウクライナへどう
具体的に移すかを含めた後方支援にかかわる
多くの問題があるとも述べた。
オンライン会議でゼレンスキー大統領と
会談した米議員2人は同大統領はポーランドは
ウクライナへミグ戦闘機を提供する準備を示唆し、
米国の承認を待っているだけの状態にあると説明した
時事より
これが実現したら大きな戦力となるでしょう
ただ米国とありますがアメリカ製の機種ではなくて
実際に給与するのはポーランドです
ポーランド空軍はウクライナ空軍が使用している
MiG-29/MiG-29UBを持っていますから
これなら機種転換訓練なども必要ありません
追記
この計画 米国の許可という点が気になってたんですが
ポーランドが米国からF16戦闘機を取得する
見返りに、旧ソ連製の航空機をウクライナに
送る計画が検討されているということです。
ドナーの玉突き移植みたいな感じで
軍事的にもちょっと珍しいケースですが
上手くいくといいと思います
また航空大手のボーイングがロシアでの事業停止を
決めました
ボーイング ロシアの主要事業全停止と表明
ロシアのウクライナ侵攻と西側の制裁措置を受け、
米航空機大手ボーイングは1日、ロシアの航空会社
への部品メンテナンス・技術サポートを停止した
航空機リース会社は、ウクライナ侵攻を巡る
西側諸国の制裁措置を受け、ロシア航空会社との
数百機に上るリース契約を解除する見通しだ。
航空調査会社シリウムによると、ロシアの航空会社は
980機の旅客機を運航しており、777機がリースされている。
このうちの3分の2に当たる515機
(推定市場価値100億ドル)が、外国企業からの
リース機という。
ロシア軍によって破壊された世界最大の輸送機
アントノフAn-225ムリーヤ 元はスペースシャトルブランの
輸送機として開発され ソ連崩壊で一時は放棄状態だったが
復活して貨物機として活躍していたのに 再び破壊される
という数奇な運命にあった機体
EUは、航空機リース会社に対し、3月28日までに
ロシアでの現行契約を終了するよう求めた。
ただ、ロシアが契約解除に応じるか懸念を示す声も出ている。
IBAの幹部は、スペア部品の供給禁止もロシアの
航空産業に大きな影響を与えると予測。
ロシアの航空会社は、西側諸国の航空機メーカーから
新たな航空機を調達することも禁止される。
ボーイングやエアバスにとっては打撃となる/ロイター
サハリン開発を見直したなどの石油関連企業も
そうですが どこも内心には損失への痛みもあるでしょう
しかしプーチン政権のあまりの暴虐ぶりに
対抗するためにはいろいろな企業が出血しても
一致団結して当たる必要があります
またアエロフロート・ロシア航空も全ての
国際便を停止しました
リース機の2/3以上も運用できなくなったわけで
ロシアの航空業界は ほぼ壊滅状態でしょう
最後に双方の犠牲者を挙げておきます
ロシア側はSu-25のパイロットが撃墜後に
捕虜となっています
かなり歴戦のパイロットでシリアのアサド大統領らと
記念写真を撮っています
嗚呼 いまは亡き武士(もののふ)の 笑って散ったその心~♪
一方 ウクライナ空軍ではシルバーウルフと
呼称されていたエースパイロットのオレクサンドル・
オクサンチェンコ大佐が撃墜されました
ただ空対空戦闘によるものか SAMによるものか
情報が錯そうしています
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